以前リバウンドについて書かせてもらいましたが、今回はその中でもボックスアウトについて少しお話します。
これをサボっちゃう人は喝!!ですね。
ボックスアウトがゲームにどのような影響を与えるのか今日は整理していきます。
目次
眺めてたってボールは来ない
大体ですがシュートが放たれてリングに接触するまで最長で3秒程度あります。
バスケットボールというのはコンマ何秒で形勢の変わるスポーツですから、短いように感じるこの3秒で人は結構動けます。
よくあるのは、比較的外角に位置しているディフェンスプレイヤーがリバウンドシーンで何もしていないこと。
ましてや放たれたボールを目で追っているとマークマンから目を離していますからオフェンスは飛び込み放題になります。
一番いけないのはこのような眺めているだけという状態。
相手にどうぞ~ってゆずっているようなものです。
抑えるべきはボールではなく人
シュートが放たれた時、フラフラ~とゴール下に歩み寄るだけの人。これも意外と多くいます。ボールへの意識が先行している証拠ですね。
これも飛び込んで下さいと言っているようなものです。
まずはしっかり人を抑えます。シュートが放たれたら自分がボックスアウトすべき対象を掴まえるんです。
それからボールに意識を向けても十分に間に合います。3秒ありますから。
シュートが放たれたら半身で相手を捉えてから背中で背負うように位置取ります。
相手が強力なリバウンダー、もしくは自分より長身であるなら位置によっては後ろから取られてしまうこともあるのでその場合は相殺しましょう。
自分も相手も絡ませない。
なぜボックスアウトなのか
ボックスとはペイントエリアのことですがそこから締め出すのがボックスアウトです。
以前書いたリバウンドの記事でもお伝えしましたが、シュートが外れた時、放たれた方向と逆の周囲2~3m付近に落ちる確率が高いのです。
(詳しくは下の記事を参照してください)

つまり、ペイント内でリング下両脇に2人、フリースローラインからリングよりに1名いるとリバウンドは取りやすくなることになります。
よっぽど弾かれた時以外はボックス内に外れたシュートは落ちてくるのです。
ディフェンスリバウンドは一撃で仕留めよう
例えばセカンドチャンスありの1on1をやっているとします。リバウンドありということです。
あなたがディフェンスで相手のシュートが放たれたら全力でボールを取りにいきますよね?それは仮にオフェンスリバウンドを取られたら相手にもう1度シュートチャンスが生まれるからです。
想像してみてください。
オフェンスリバウンドを取られた時、またディフェンスかぁとか一瞬気が緩んだり、そこから膝が伸びてしまったり余計に疲労しませんか?
これが試合だとしたら、チームでしっかり守ってタフショットを打たせたのに1人がボックスアウトを怠ってしまったせいでオフェンスリバウンドを取られた場合、しかもリング近くだった時はよりイージーになりかねません。
相手にオフェンスリバウンドを与えるということは、精神的な負担感の増加や相手の得点確率を上げてしまうのです。
そのためディフェンスリバウンドはできるだけ1発で決めるようにしましょう。
ボックスアウトのまとめ
ボックスアウトがかなり大事だということがわかっていただけたでしょうか。
リバウンドと勝敗にはかなり強い関係性があります。
そのためにもボックスアウトは徹底して行うようにしましょう。