今日は上手なドリブルについて考えていきましょう。最低限抑えておくべき考え方も含めてお話していきます。
目次
ドリブルの性質について
ドリブルにはタイミング、向き、強さ、どちらの手にあるかなど様々な性質を持っています。
加えてドリブラーの体格やキープ力などを考えてもすでにドリブルが奥深いものだということは想像がつきます。
試合ではここに相手がいますから、相手の立ち位置や空間を把握しながらどんなドリブルが適しているのか、これを瞬時に判断して感覚的に選択していることが望ましいと思います。
ドリブルで大事なこと
当たり前ですがドリブルには手を使いますから、なるべく手中にボールがある時間が長い方がいいです。
つまり、空間にボールがある時間を短くすることが大事になります。
ボールを手中に留めておくためには、
- ドリブルを強く早くつくこと
- 戻ってきたボールを引き付けるように扱う
ということが前提です。
強く早いドリブルはイメージ通り空間にある時間は短くなり、結果的にボールを扱う時間が増えるということになります。
いいタイミングでシュート、パス、ドリブルの選択がしやすくなるということです。
ボールを引き付ける、というのは跳ね返ってきたボールを手首メインでキャッチするのではなく、手首・肘・肩まで使ってボールを引き付け吸い込むように扱うことを指します。
イメージ湧くでしょうか?跳ね返ってきたボールの勢いを殺さず手首を巻き込みながら手の中に保持するのです。
これらを組み合わせるだけでもボールコントロール力は向上します。たった2つですが難しい技術です。
慣れてくればステップワークや上半身でのフェイクなどを加えることでより破壊力のあるドリブルに伸ばしていくことが可能です。
ドリブルで大事なこと②
試合でドリブルしているボールを見ながらプレイする人はいません。
ドリブルは何よりも感覚的に出来なくてはいけないんです。
感覚的にというのは無意識といってもいいと思います。例えるなら歩くことと似ていて、人は目的地に行こうとしたら自然と歩きます。
よしっ!あそこに行くから右足出してから左足出して、なんて人はいないはずです。
ドリブルも同じで1度離れたボールがどの位置にどのくらいの強さで返ってくるのか、視線を外した状態でも感覚的にわかっていなければいけません。
そして右手も左手も左右差が無いようにすることは必須です。
ドリブルは感覚的に出来るようになるまで徹底的に練習しましょう。
オススメの練習方法
- トリプルスレッド姿勢でとにかく強くドリブル(ちょっと空気抜いてもいい)
- ボール2つ使用、両手でドリブル(その場でドリブル、その場で左右交互にドリブル、前後にドリブル、左右にドリブル)
- 高低差をつけてドリブル(高い姿勢から低い姿勢へ。交互に)
- ドリブルしながら外から押したり引っ張ったりしてもらう
- 全てを目を閉じて行う
できれば毎日やることをおすすめします。
毎日15分でもいいので継続することが出来たら1年でかなりドリブルは上手くなると思います。