先日、同じ環境でバスケをやっているシュータータイプの年下の子に急に言われました。
「俺もっとエゴイストになろうと思うんです!」
なかなか面と向かって言われたこともないので正直驚きました。彼の中のエゴイストがどうゆうイメージなのが気になり続けて聞いてみると彼はこう答えました。
「もっと3Pを入れられるようにってことです!」
ほうほう。なるほどね。
目次
エゴイストってなんだ?
僕も何となくの意味で認識していたので意味を調べてみました。
「利己主義者。他人のこうむる不利益を省みず、
「簡単に言うとわがまま」
これだけ見たら嫌われものですね。
僕の周りにもいます。ゲーム開始、ジャンプボールで勝って拾ったボールで3Pぶっ放したやつが。
ベンチでアクエリアス吹き出しましたよね。
バスケットへの捉え方の違い
たまたま彼はシューターであり、シューターはナルシストな生き物と思っている僕はそんな彼のプレイを見たり話を聞いていると何となく悟れるのが「バスケ=個人点数」なんだなってことです。
そりゃ点数取ったら気持ち良いだろうし楽しいでしょう。バスケの醍醐味でもありますからね。
てか点数取ってくれてサンキュ!ってなるかも。
でも忘れちゃいけないのは、君が放った一投は誰かのスクリーンでフリーにしてくれていたり、申し分ないパスを供給してくれている仲間がいるということ。
これってまあ当たり前だし美しい話風な感じするけど実際そうだからね。
それに気づかず数字でバスケしてるのはいかがなものかと僕は思うのです。
エゴイストは好き勝手やることじゃない
例えばあなたのチームのあなた以外が全員未経験者だったらフロアコントロールするのはあなたでしょう。
そして自然とシュート本数もあなたに偏るはず。でもそれを見ている人たちはあなたをエゴイストと見ますかね?おおよそ見ないはず。
それは、それが一番確率が良く勝利に繋がる選択だから。
例えを続けると、僕が未経験者の立場であり、かつ勝利を求めるならば出来るだけ経験者に打たせます。
たぶん他の未経験者も同じ考えであるならばそれは共通認識になります。
つまりエゴイストではなく戦術といえる。
少し話がややこしくなりましたが、要はエゴるなら君のエゴっぷりをチームに浸透させておけよって話です。
漫画【リアル】の5本指の例えが好き
「リアル」という車椅子バスケを描いた漫画のなかで、あるチームの監督が選手を5本指に例えて、色んな形があってこその化学反応を起こしたいと発言する場面があります。選手1人1人の個性を重んじる監督に脱帽です。
僕はエゴ全開ギュパーの人を見ると、何だかこのシーンを思い出しますね。
だって今日からエゴります!って言って小指のお前が急に中指より長くなろうとするんだもん。他の指の事とかバランス考えろよって。
あ、でも身長高くなってリバウンド取れるかもだからあながち悪くないかも?