今日はディフェンスについて考えていきたいと思います。バスケットはディフェンスからです。
基本は1対1で負けないことが大事ですが、なかなかそうもいかないのがバスケット。みんなで助け合わないといけません。
動き方やスタンスなんかはよく他のところでも書かれていますので、
今日はヘルプディフェンスの意識的なところについてすこしだけ。
目次
ディフェンスは負ける可能性が高い
1対1という局面で考えます。
さっきも言いましたがディフェンスは基本的に1対1で負けなければベストです。
なぜなら数的優位を与えずに済むからです。
瞬間的にでも5対4という局面ができればそこには得点するチャンスが生まれてしまいます。
しかし、オフェンスの仕掛けに対して反応するディフェンスですからどうしても後手を踏むことがほとんど。
つまりディフェンスは抜かれてしまう可能性が高いんだということを念頭においてヘルプを意識しなくてはいけません。
よほど能力差がない限り1対1で完全にコースを遮断することは難しいですから、
そう考えた場合、完全に防ぐことよりも楽に打たせないようにするだけでもディフェンスには十分に意味があります。
へルプのタイミング
ボールマンの位置によりディナイしたり3線(ピストルスタンス)に入ったり、オーソドックスな位置取りというのはありますが、
ボールマンのディフェンスが抜かれているのかどうかの判断は難しく、ここは可能な限り的確に行う必要があります。
安易にヘルプに出てしまった場合、自分のマークマンを空けてしまうことで自ら数的優位を与えてしまいかねないからです。
加えて各個人の身体能力やディフェンス能力も考慮する必要がありますから、1人でどうこう出来るものないためキチンとチームで話し合い統制を取る必要があるでしょう。
数字で考えてみよう
今日はここを伝えたいと思っていましたが数字で考えてみます。
バスケットはゴールに近いほど失点リスクは高まります。
ざっくりした順序はこんな感じ。
*()は仮定の失点確率
①ゴール下でフリー(100%)
②ゴール下でディフェンスあり(70%)
③ペリメーターでフリー(50%)
④ペリメーターでディフェンスあり(30%)
etc…
当たり前ですがゴール付近でフリーにさせてしまうことがディフェンスとしては1番ダメなわけです。
ゴールが近ければディフェンスしていても失点する可能性は高いんです。
例えば、45°からドライブされゴール下までヘルプが遅れた場合、だいたい決定率80~90%ゾーンに入り込まれると仮定します。
しかしローポスト付近にヘルプが出たことでそこからハイポストに合わせられたとしても50%に抑えることが出来るわけです。
これは一例です。
ここに個人能力が加わってきますから、仮にこのドライブした選手がレイアップが下手で、
ハイポストに合わせに入った選手が100%決めるような選手であればヘルプに出る必要があるかは考えなければいけません。
このようにディフェンスというのはどこからの失点リスクが一番高いのかを早い段階で把握し対処すること。
そして打たれるにしても失点確率の低い所から打たせることが重要です。
そのためにへルプという対処法があるのです。
個からチームへ
オフェンスの連携よりディフェンスの連携の方が難しいと思います。ヘルプというのはヘルプに出た選手もヘルプ状態なんです。
つまり、ボールマンディフェンスが抜かれた瞬間に他4人全員がローテーションという名のヘルプ動作に移れることがベストなわけです。
これには練習を重ねる必要がありますし、瞬間的な判断とIQが求められるんではないでしょうか。
僕はディフェンスがすごくすごく苦手です。。。