急性期病院でのリハビリの役割とは。廃用予防がめちゃくちゃ大事。

大学・専門学校の最終学年の人たちは就職先を探しだす人もいるはず。

実習先で魅力的な職場に出会えたり、いろんな領域の魅力に気づけた人は運がいいと思いますが、なかなかどこで働きたいか決まらない人も多いんじゃないでしょうか。

僕もそんな1人ではあったんですが、田舎出身なので選べる選択肢も少なく総合的に考えて今の急性期病院で働いています。

今日はそんな方に参考になればと思い、急性期で働いて7年目(2019年7月現在)の僕が急性期病院でのリハビリについてお伝えできることを述べていきます。

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急性期病院でのリハビリの役割とは

急性期病院にはさまざまな状態の患者が来ます。

消化器、循環器、整形、形成、脳血管、呼吸器、小児、血液、腎臓、がん、皮膚、精神などたくさんの診療科がありますが、

その多くはリハビリと密接な関わりを持つことが多いです。

おそらく学生だった頃は骨折などの整形疾患や脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患を学ぶことがほとんどだと思いますが、

急性期ではそれは一部でしかありません。

そして急性期では手術直後の患者と接する事が多いため、患者が非常に不安定な状態でもリハビリを行っていく必要があります。

不安定というのは血圧や呼吸状態といったバイタルの管理、心肺機能、創部(傷口)の管理、点滴などの管の管理など気にかけなくてはいけない点が非常に多く身体の状態も変化しやすいです。

そのためリハビリを進めていく中で血液データであったり服薬している薬の種類であったりと医学的な知識も多く求められます。

また非常に患者はデリケートな状態ですから、リハビリ職種だけでは判断できない事も当然あります。医師、看護師、栄養士など多くの医療スタッフとも密に相談しながら関わっていく事が大事なポイントです。

優先すべきは廃用予防

廃用というのは病気やケガなどの治療のため長期間にわたって安静状態を継続することにより身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状のことをいいます。

簡単に言えば、過度に休みすぎて良い所も悪くなってしまう事です。

20~30年前は安静にすることが当たり前とされていましたが現在は真逆です。早期離床が最重要であり、余計な身体機能の低下は絶対的に防がなくてはいけません。

僕の働いている病院でもどんな疾患でも手術した翌日から離床することがほとんどです。もちろん医師からの指示のもとですが。

人は1日寝たきりでいると全身の2%くらいの筋力が低下すると言われています。もともと細身の高齢者がこういった状態に陥るとあっという間に弱っていくことは簡単に想像できますよね。

そういった点でリハビリ職種が患者の身体パフォーマンスに影響を与える部分としてかなり貢献できるのが急性期の醍醐味でもあります。

回復期、在宅へつないでいくための最初の砦

急性期病院というのは患者が病気になって最初に来る所でもあります。つまり毎日毎日新しい患者がたくさん来るんです。

ところてん方式。

ですから状態がある程度落ち着いた患者は転院や自宅退院になることが多く、入院期間は比較的短いです。

そうなるとさっきの廃用予防も含めて急性期リハビリでいかにスムーズにスタートダッシュが出来るかがその後に影響してきます。

適切な介入を行い次のステージに受け渡していく必要があるので、「急性期」という枠で完結することなく将来の展望まで見越して関わっていく必要があります。

急性期病院で働くことのメリット

・術後からの患者に関わることができる

・医学的な知識も必要とするので詳しくなれる

・様々な疾患を見ていくことができる

術後からの患者に関わることができる

急性期の最大のメリットかと思います。

もともとの患者の能力によりますが、術後からの患者の変化は目まぐるしく改善する方も多いのでそのスピードを体感できるのは急性期だけかと思います。

変化に遅れることなく治療を進めていく必要があるので急性期ならではの関わり方ができます。

医学的な知識も必要とされるので詳しくなれる

必然的に手術方法であったり、血液データの解釈、薬の効果と副作用などに触れることが多いです。

このあたりは養成校ではほとんど触れない内容ですし、回復期や維持期など別の施設に転職した場合も絶対的に活きる知識です。

血液の数値でリハビリが中断になることもありますし、薬の作用を考慮してリハビリを行う時間を変更することもあります。

様々な疾患を見ていくことができる

入職して最初に驚いたのはがん患者のリハビリ、血液内科の患者のリハビリでした。

なかなか回復期以降の施設では関わることができない所だと思います。

リハビリとして知識や経験を蓄えていくのに急性期病院は非常に優位です。

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まとめ

 

時代の流れ的にも急性期医療に力を注ぐような流れになりつつあります。

なるべく急性期で済ませられることに越したことはありませんから。

進むべき道に迷っているのであれば急性期も一度考えてみても僕はいいのではないかと思います。

この職業は職場を変えることも不思議ではない仕事ですから、後々興味のある分野にいく事も可能ですからね。

ご参考までに。

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