今日は「声」というものについてお話します。練習中や試合中に話をすることがいかに大事か考えていきましょう。
目次
声を出すことのメリット
- 士気が上がる、活気づく
- 良い点、悪かった点に気づける
- コミュニケーションとして蓄積される
- 相手が何を意図していたかを確認できる
- 自分の意図を伝えられる
- 楽しくなる、頑張れる etc…..
集団スポーツである以上、意思の疎通を考えると話すことが大事なのは言うまでもなく、むしろ声を出さない意味がわかりません。
メリットは上げだしたらまだまだありますが、デメリットはほぼ無いんじゃないでしょうか。
上に書いた6つ、特に赤字に関しては当たり前のようで実は出来ていなかったりする大事な要素であり、
この質がチームをどう持って行けるかに間違いなく関与しています。
建設的な話をどんどん積み重ねる
「建設的な話」というのは、良いも悪いも含めて個人として、チームとして糧になる話ということです。
例えば試合中に仲間がシュートを外した時、パスミスをした時に「下手くそ!!」だけでは何も生まれないわけです。
何を意図し、何を考えていたのかをしっかりフィードバックすることが大事であり、それがお互いの気づきとして蓄積されることが望ましいのです。
お互いが人間である以上100%の意思疎通は不可能です。ですが限りなく近づけていくことは可能かもしれません。
建設的な話というのは常日頃から熱くディスカッションしていきましょう。
文句を言えるだけまだいい
例えで「下手くそ!!」と先ほど言いました。よく考えるとこれ、言えるだけまだいいです。
一番ダメなのは黙っていること、思ってるけど口にしないこと、指摘できないことです。
上司のあなたのところに部下が書類を提出してきたときに、毎回誤字脱字があったとします。
これをあなたが「まぁ俺が直せばいいか」とか思ったり「誰だって間違いはあるよ!ドンマイ!」と声をかけているようでは一向に修正されません。
むしろ手抜きを覚えて部下が調子に乗る可能すらあります。
バスケットも同じで、良いも悪いも必ず振り返ることが大事で言われて気づくこと、言って確認できることがあります。
黙ってるくらいなら文句のほうがまだ良いんじゃないかと個人的には思うのです。
「ドンマイ!」なんてもはやお情けの尻拭い言葉かも。
信頼関係は確かに大事、だから話せる
部活でも社会人でも長く一緒にプレーすれば年齢は違えどチームメイトでもありお友達にもなるでしょう。
これは信頼関係が積み重なるからですね。大変良いことです。
ですが、バスケットボールにおいて強くなりたいのであれば「お友達感」が強くなってしまうとこれは一度考えなくてはいけません。
なぜならフィードバックしにくくなるから。
「あいつはいいやつだから」とか「あの人は先輩だから」とかフィルターが1枚できやすいんです。
そうなると「まぁいっか」みたいになり1つのミスから得られるはずだった成長の種を取りこぼすことになりえるのです。
コートの上での信頼関係というのは、そういった枠を超えて単純に「バスケットボールが強くなる」という信念のもと信頼できることが大事で、
ここがしっかりしていれば友達、先輩、後輩との有意義な話が出来るはずです。
スラムダンクの山王戦で湘北が円陣を組んだ時に赤木が言いますよね。
「仲良しでも何でもないけどこのチームは最高だ」的な。
まさにこれですよ。
まとめ
- 話すから気づくし理解できる
- バスケにおける信頼はお友達とは違う
- 建設的な話は絶対チームを強くする