今日はバスケットにおいて極力減らすべきであるターンオーバーについて考えてみたいと思います。
ただのミスという考えで終わらないようにここで整理しておきましょう。
これを読んでその重要性に気づいてください。
目次
ターンオーバーとはなにか
簡単に言えばシュートまでたどり着く前にミスにより攻守が入れ替わる事です。オフェンス側の話。
スティールはディフェンス目線の話ですね。
ターンオーバーが少ない方が勝率も高く、ターンオーバーが少ないプレーヤーは優秀です。これは間違いないでしょう。
ターンオーバーがもたらす負の要素
オフェンスには3パターンの終わり方があります。
①シュートまで持っていけ決めることが出来た。
②シュートまで行けたが外した。
③シュートまで行く前に何らかの原因で攻守が変わってしまった。
①は成功。②はリバウンド競争になり双方にマイボールの可能性が。
しかし③は100%攻守が変わります。③がターンオーバーで最悪であり一番無くさなくてはいけないのですが仮に起きてしまった場合どうなるか。
数字的な所で考えてみましょう。AとB共に1回づつ攻撃回数があった時、どちらもオフェンス成功なら2点と2点ですが、
Bが失敗した場合、Aは更に2点のチャンス、Bは-2点の効果となり4点分の価値が変動します。ゾッとしますね。
ターンオーバーが起きた位置も重要です。高い位置であれば高いほど攻守が切り替わった瞬間に数的不利になりやすいからです。
オフェンスは自陣のゴールに対し背を向けているため、攻守が変わった際にリングに正対しているディフェンスの1歩目と切り返す必要のあるオフェンスの1歩目の差が激しく追いつけない事が多々あること。
勢いのついたスティールならなおさらです。アウトナンバーは高確率で出来るため結果的にファウルも生じやすくなります。
精神的な面ではターンオーバーが起きた瞬間すぐ反応できるのは当事者のみで他の4人は1テンポ遅れがちになります。
ましてや目を切ってしまっている可能性すらあります。苦労して取った2点があっさり取り返されたらたまんないですよ。
ちょっと並べるだけでもこれだけの負の要素があります。
ボールが生きている状態で攻守が変わることはオフェンス側からは一番あってはいけないんです。
上手い、強いチームはさっき述べたオフェンスパターンの②までで終われます。
当たり前だけどミスは減らそう
ターンオーバーは失点リスクが高いことがデータでわかっています。先ほども述べたように数的不利が簡単に起こるからです。
同じミスでも時計が止まるバイオレーションの方がまだ良い方でしょう。立て直せるしまだ傷は少なく済む。
ミスを無くすために突き詰めていくとやっぱり個人の力量だったり組織としてどれだけ形になっているかって所になると思いますが、こういう重みを知っているかいないかでもプレーに影響は出ると思います。
バスケが上手いってなんだろうと聞かれたら要素の1つにミスが少ない事って僕はあげます。
シュートが入らないのは下手なだけでミスじゃないですからね。